助動詞三銃士 "Can / May / Should" を使いこなせば大抵のことは伝わる

こんにちは。

「助動詞」、懐かしい響きです。「動詞」を「助ける」との字のごとく、こいつがつくことで文章に色々な機能が備わります。

特に私が重要だと思うのが"Can / May / Should"の3つです。肯定文・否定文・疑問文のどれでもこれらがスラスラ言えるようになると、コミュニケーションの質・スピードが格段に速くなります。

では一つずつ見ていきましょう。

 

  1. Can

    「できる・できない」を表す助動詞ですね。

    「可能・不可能」は勿論ですが、「OKかどうか」という感覚まで広げて使って良いと思います。

     

    I can finish this by tomorrow morning.

    明朝までには完了できます。

     

    Can we meet up at Starbucks ?

    スタバ集合でよい?

     

    Can you inform the other members so ?

    他の皆にそう伝えておいてもらえる?

     

    The client cannot understand how you calculated it.

    どうやって計算したのか、お客さんは分からないよ。

     

    なお、Can you ... ?をCould you... ?にすると丁寧になります。

    友達や同僚にはCan、上司やお客さんにはCouldを使っておけば良いでしょう。

      

  2. May 

    「~してもよい」という意味と「~かも」という2つの意味があります。

     

    It may takes 1 hours to go there.

    そこに行くまで1時間くらいかかるかな。

     

    May I ask you some questions ?

    ちょっといくつか質問しても良いですか?

     

    It may not good to reply like that.

    その返信は良くないかもしれないね。

     

    1つ目と3つ目が「~かも」、2つ目が「~しても良い」ですね。

     

    「~してもよい」はCanで代替できるので(例えば2つ目の例文)、私は肯定文・否定文では「~かも」というときにしか使いません。疑問文ではたまに使います。

     

    CanとMayはどう違うのか、ググれば解説しているサイトがたくさん出てきますね。

    厳密には微妙にニュアンスが異なるのでしょうが、気にしなくて良いです。このサイトは楽に生きていくことを第一に考えていますので。笑

    むしろ難しく考えて言葉に出すタイミングが遅くなる方が問題です。

      

  3. Should 

    これも2つの意味があります。「すべき」と「~はず」です。 

    You shouldn't do that !

    そんなことしちゃダメ!

     

    What should I do ?

    何したら良い?

     

    She should have done her homework by last Thursday.

    彼女は木曜日までに宿題を終わらせておくべきだった。

     

    Your explanation should be very helpful for them.

    君の説明で彼らはすごく助かったはずだよ。

     

     

    最後が「はず」、それ以外が「べき」です。

    「べき」として使う場合は少し注意が必要です。というのは、恐らく日本人が思っているよりも強めに伝わるからです。

    例えば1つ目の文、直訳すると「あなたはそれをすべきでない」となりますが、ニュアンスとしては「してはいけない」、つまり禁止するくらいの強さです。

    これは肯定文でも同じで、例えば「それやった方が良いよ」と言いたいとき、"You should do it"と言いがちですが、これは「それをやりなさい」ぐらいのメッセージになります。

    日本語のニュアンスを伝えたければ"You'd better to do it"とかですね。

    でも私はここであえて"Should"を推していきます。というのも、特に仕事の場面で「そうした方が良いね」と言っても、相手はまずやらないからです。笑

    相手は、「やった方が良いと言われているだけで、やらなくても良いってことか」と解釈します。

    でも日本人的には、「やった方が良い」と言うときって、「やれよ」と同じくらいの意味で言いますよね。オブラートに包んでいるだけで。

    ここが外国語になると伝わらない部分なんで、あえて強めのワードを使っていきましょうということです。

 

 

The client cannot understand how you calculated it.

どうやって計算したのか、お客さんは分からないよ。

 

なお、Can you ... ?をCould you... ?にすると丁寧になります。

友達や同僚にはCan、上司やお客さんにはCouldを使っておけば良いでしょう。

 

 

以上です。

どれも中学で習う単語ですので聞いたことがない人はいないと思いますが、使いこなせることが大事です。

使いこなせるというのは、例えばI can... とかYou should...とかMay I...が瞬時に発話できるということです。主語とほぼ同時に出てくるイメージです。IとCanの間、YouとShouldの間に一呼吸置いてはいけません。音にすると「アキャン」「ユシュ(ド)」のように聞こえると自然です。

これが話せると(聞き取れると)、冒頭でどういう話かが分かるので非常に楽なのです。

是非使いこなせるようになってください!